2 哲学・心理学の言葉たち
用語の概要
ONFの魅力を伝えるためには、哲学や心理学などの学問の知識が必要になります
自分も含め多くの人々は、「言葉を自分自身に当てはめる」ということが難しいのだと思っています
そして、哲学も、心理学も、生物学も、生理学も、物理学も、教育学も…・
使っている単語は違っていても、結局、同じようなことを言っているんですね
筋道を通すと、1つになります
まず、哲学や心理学などの【用語の概要】をまとめてみました
既知の知識である方も多いのではないかと思っています
ここに書いたのは「概要」(大事な点をまとめたもの)なので、解説ではありません
詳しく解説しているネットの情報がたくさんあるので、そちらを読んでいただいた方が力になります!
ここに用語をまとめたけど…
ここに書いてあることについての私の知識は、とても浅いです…
本やネットの記事を読んで、「ONFの音楽で心が震えるのは、こういう理由があるからなんだ!」って分かってきたから、それを伝えるのに必要だな~と思った用語だけ、ピックアップしています
私の ♪ Original は、3ページ目からです(ここは2ページ目)
3ページ目からは、読んでくださる方が「【用語の概要】に書いてある言葉を、自分自身に当てはめること」ができるように書いていきます
ONF の魅力がたくさんの人に伝わったら嬉しいな~と思っています
なぜなら…
私は、東京ドームでたくさんのFUSEの皆さんと一緒に ONF を応援して、ONF と一緒に幸せになりたいのです~💗
ONF のことが、大大大好きなのです~~~~~~!!!!!
ユング心理学
意識と無意識
人間の「こころ」は 2つの領域に分けることができます
意識 … 自分の思考や感情として自覚できる部分
〔無意識〕 … 自分で自覚できない部分
私たちも、最初は知らない同士でも、話すとお互いのことがわかってくるように、「意識」と「無意識」も、話すうちにお互いに対する理解が深まる。そうすると、今まで「無意識」だった部分が「意識」されるようになり、こころの「意識」の部分が広がっていく。
自分を再生させるための ユング心理学入門 山下久美子著 日本実業出版社 P39 より
これについて、私の体験の例を、下のアコーディオンブロックに書いておきます~
「概要」とか言ってるのに、結局、文章が長くなるんだね…
私は最近、ニーチェに関する本を読んでいます
そしたら、
自分が抑圧していた「無意識」を「意識」に広げることができた
という経験をしました
これについては、「どこかに分かりやすく書きたいな~」と思っている内容なので、詳しくは今は書きません
それでも、今、伝えたいので簡単に書くと…
自分が抑圧していたのは、「なぜ自分が生まれてきたのか」ということについてです
このことについて考えると、「怖い!怖い!」と何かに掴みたくなるような、走って逃げだしたくなるような感覚に襲われていました
幼いころからず~っと、この恐怖を時々味わってきました
だって、自分がなぜ生まれてきたのか分からなかったからです
考えても考えても、答えが見つからなくて、ただ、恐怖に襲われていました
だから、考えないようにしていました(抑圧)
考えてしまったときに、私を安定させていたものは、家族の存在でした
自分が家族に大事にされていると信じられること、家族を大事にしたいと自分が思うことで、ふ~って心が軽くなる感覚がありました
ただ、これは、一時的に安定させているものであって、完全に私を安定させるものではありませんでした
「自分が生まれてきたことの意味、このことの答えが、まだ分かっていない」からだと思います
でもね、この「分からなかった答え」が、ニーチェのおかげで見つかったんです
幼い頃から抱いていた「分からない」っていう「無意識」にあった恐怖を、「分かる」って自分の中に落とし込むことができたときに、恐怖がなくなったんです!!
ゾワゾワ~って湧き上がる「無意識」にあった恐怖が、「あ、こういうことね」って自分の「意識」に広げることができたことによって、私の「こころ」が、安定したのです
人が夢を見るしくみについては、科学的に説明できる部分もある。けれども、科学には今のところ、夢を見るのはなぜなのかを十分に説明することはできていない。
同書 P58 より
ユング心理学では、その「なぜ」について一つの説明を試みている。具体的には、夢は、夢を見た人が自分の心の状態について理解を深め、よりバランスの取れた人格を発展させていくための「無意識から意識へ向けたメッセージ」であると考えている。
〔無意識〕を発見したのは、心理学者のフロイトです
自覚できないものをみつけるなんて…
よくよく考えると、ものすごい大発見!
〔無意識〕の解釈が、フロイトとその弟子のユングとでは、異なります
ここでは、ユングの理論をまとめています
ユングといえば… BTSだね~
《MAP OF THE SOUL(魂の地図)7》というアルバムタイトル名はユング派の本に由来しているね~
Intro : Persona ペルソナ(人間の外的な人格)
Interlude : Shadow シャドウ(影)
Outro : Ego エゴ(自我)
などの曲名は、ユング心理学の用語ですぞ~
【2024.2.3】
「心の地図」ではなく、「魂の地図」ですね…
ユング心理学において「魂」と「こころ」は異なるものであり、ユングは「魂」とは「こころ」にあるコンプレックスの一種で、「個性」とほぼ同義であるものとみなしていた。それゆえ、「魂の地図」というのは「自分の個性を探そうとする人に向けた案内」といった意味が込められていると思われる。
自分を再生させるための ユング心理学入門 山下久美子著 日本実業出版社 P274 より
失敗や負けが自分の人生にどう意味づけられるかで、その人の人生の方向性が変わっていく。これがユング心理学の考える「失敗や負けがもたらす変化=個性化」である。
そもそも「個性」というものが何なのかと考えるとき、私にはそれは限りなく「傷」に近いものなのではないかと思える。(略)
一度ついた傷は消えない。けれども、その傷は、その人と他の人とを分けるものでもある。いわば、傷は、その人をその人たらしめる。だから、「個性化」とは、自分の傷を見つめ、自分のものとして引き受けていく作業でもある。
同書 P34より
あれ…
「私が伝えようとしている内容から、それてきちゃったかも」なんて思ったけど…
「心の傷は僕を成長させる(♪ Beautiful Beautiful)」
ONF も同じようなメッセージを歌詞に込めてくれているのだと思います
「自分の人生を全力で肯定する」
ニーチェも同じようなことを言っています
ユングの心理学も、ニーチェの哲学も
使っている単語が違うけど、結局、同じようなことを言っているって解釈できるね~
〔無意識〕は、さらに2つに分けることができます
〔普遍的無意識〕
人に共通して存在している
生まれつき備わっているイメージや概念
【普遍的…広く行き渡るさま。極めて多くの物事にあてはまるさま。(goo辞書))】
〔個人的無意識〕 … 個人的な経験を通して存在している
コンプレックスがしまわれている
〔普遍的無意識〕
ネコにはネコの習性というものがあります(高い所や狭い所を好むなど)
それは、ネコに共通して存在している〔普遍的無意識〕の部分が働いています
ネコが生きていくために、身に付けてきた集合体として必要な部分です
ヒトにもヒトの習性というものがあるのですね
それは、ヒトに共通して存在している〔普遍的無意識〕の部分が働いています
ヒトが獲得してきた、集合体として必要な部分です
ヒトであれば、共通して〔普遍的無意識〕が存在しています
これは、長い時間をかけて、人類が獲得してきたものです
生き延びていくために、そして、進化するために獲得してきた、脳みそです
私たちの「こころ」の中には、動物としてのヒトの歴史が存在しています
〔普遍的無意識〕は、自律性があり、自分の意識や意志とは独立して働きます
自然に安らぎを感じる
自然を美しいと感じる
これは、〔普遍的無意識〕が働いています
〔普遍的無意識〕は、自分で気付かない(意識していない)ところで、意識に大きく働きかけています
人類に、普遍的に存在している、「こころの土台」
「こころの土台」となるのが、〔普遍的無意識〕です
〔普遍的無意識〕は、良くも悪くも、自分の意識に関係なく、自然に湧き上がってきます
人類に普遍的なコンプレックスがしまわれています
〔普遍的無意識〕というものが自分の中に存在している、ということをまずは自分の意識が認識していることが重要です
「自分の中に、ヒトとしての〔普遍的無意識〕が存在している」ということを、意識で理解していることで、舵が取れるからです
個人的無意識
〔個人的無意識〕とは、個人的な体験や記憶、コンプレックスがしまってある場所です
コンプレックス
感情を核にしたイメージや記憶の集合体
個人的なトラウマを契機として形成されるものと、人類に共通する普遍的無意識によって形成されるものがあります
こころを広い家だとすると…
「私=自我」の他に自分の中に住んでいる住人がコンプレックス
広い家の中には、「私」がいる部屋以外にも、たくさんの部屋があって、「私」以外のたくさんの人たちが一緒に住んでいる
互いに矛盾するような自分が住んでいます
自我と自己
自我
エゴ
意識の中心
自己
セルフ
意識+〔無意識〕の中心
自己は自我を超える存在
自己は自我を見守る導き手の役割
自己とは中心であり、そこを目指していくことが人生を方向づけ、意味を与えてくれる
ご… ごめんなさい…
私、やっぱり、自我と自己は、まだ自分の中にストンと落としこめていません
でも、必要になると思うので、書いておきました…
ちょっとだけ、分かってきたような気もするんですけど…
ギリシャ神話
アポロン と ディオニュソス
ギリシャ神話では、アポロンとディオニュソスという神が対立しています
この神の対立が、ギリシャ悲劇と呼ばれています
アポロン
太陽神
形式・秩序への欲求
ディオニュソス
酒神
陶酔的・創造的欲求
要するに、「形を整えたい!」と思っている神と、「壊して作りたい!」と思っている神がいるんですね
そしたら…
「対立しているものを求めているから、悲劇になっちゃう」ということですね
音楽の精神は、アポロン的な個別化する原理ではなく、ディオニュソス的な一体化原理、破壊し溶け合わせる原理、を本性とする。個別化する原理をもった芸術(造形芸術)は、「かたち」を通して「個体の苦悩」を表現する。そこでは形象の美が「生に固有の苦悩に打ち勝ち」、そのことでこの苦悩を浄化する。しかし、ディオニュソス的な芸術である音楽は、これを浄化せず、生の根源としての矛盾を矛盾のままに示し、そのことによってかえって人間の生に対する永遠の憧れを表現するのである……。ニーチェの言う「悲劇」の精髄とは、だいたいそういうことだ。
ニーチェ入門 竹田青嗣著 ちくま新書 P46
↑これ、何を言ってるのか、さっぱり意味が分かりませんでした…
(ごめんなさい…先週、引用部分を間違えて入力していました…そりゃ、意味が分からないですね… 2024.02.03)
でも、今は、自分の解釈ができたので、後のページでかみくだいて書くつもりです
簡単に言うと、「造形芸術(彫刻・絵画・文学等々)と、音楽芸術は、本性が違うものですよ」ということを言っています
♪ Dionysus(ディオニュソス)は、BTS《MAP OF THE SOUL 7》の5曲目
パフォーマンスが、と~ってもエネルギッシュで、かっこいいね~
ディオニュソス的な芸術である音楽は、矛盾を矛盾のままに示している
つまり、1つの真理など存在しない
人間は、矛盾している!
ユングも、ニーチェも同じようなことを言っています
【2024.06.15】
これ、大きく間違えました!
“科学こそが真理に至る道筋である”
と確信していたのが、ニーチェです!!
矛盾している、ということを受け入れる!!
だって、どうしても、矛盾するから…
用語概要はとりあえず、ここまで~(^^♪
「とりあえず」って、太字にしています…
なぜでしょう…
勉強が足りてないから、後から修正するってことね~
便利な言葉だね~
まだ消さないのね~
これらの用語が、次のページから ONF とコネクト~!!
01 はじめに
02 哲学・心理学の言葉たち
03 存在を知る
04 知識を得るということ
05 新しい解釈
06 憧れ
07 モグモグ…
08 MBTI①
09 MBTI②