一緒に照らそう! Lights On!!

4 イドラ

イドラという見出しの部分の内容については、

『世界一わかりやすい教養としての哲学講義 小川仁志監修 宝島社 P42~P49 第5講フランシス・ベーコン』を引用し、それを基に書いています

この本は、今から6年くらい前、立ち読みして一目惚れで購入し、あっという間に読み終えてしまった本です~

この本のタイトル、名前負けしていません!!

30人の哲学者の思想が、図やイラストを用いて楽しく、分かりやすい文章で整理して書かれています

「知は力なり」で有名なベーコンについて書かれているページは、全てドッグイヤーをしていました~

ベーコンとは…

思想や科学、哲学の分野では、それまで軽視されていた人間の感性に光を当てるなど、非常に大きな革新をもたらしました。

ベーコンがそれまでの学問に批判的検討を加え、様々な研究分野を開拓したのは、ひとえに人間の生活を豊かにすることが目的でした。学問のために学問をすること、また名声を得るために学問をするような姿勢は、厳しく批判したといいます。

ベーコンは、自身が発見した新しい学問を人類の共同作業であるとも考えました。

イドラ = 正しく知ることを邪魔する偏見

イドラとは、ラテン語で偶像幻影を意味する言葉です

これは、「排除すべき偏見と考えるとよいでしょう」と書かれています

イドラは4種類に分類されています

・種族のイドラ

人間の本性 人間ゆえに起きる偏見

目や耳など、五感の錯覚をよく起こします

自分の考えと矛盾する事実を低く見る傾向など、心理的な錯覚もあります

天動説が信じられていたのも、種族のイドラの代表的な例です

感情や感覚に影響されて知性が惑わされると、物事を正しく判断することはできません

・洞窟のイドラ

狭い洞窟の中に入ると視野が限られるように、自分が受けてきた教育や周囲の人から受けた影響、個人の性格、好み、これまでに読んできた本などによって作られた偏見です

知識を得ていると思っているからこそ、陥りやすいイドラです

自分の基準でしかものを考えることができない人などが、いい例です

・市場のイドラ

多くの人が行き交う市場では、さまざまな噂が流れます

それをよく確かめもせずに信じてしまうような、言語による思い込みを「市場のイドラ」といいます

他人の言葉に惑わされている、ということです

現代でいえば、インターネット上に氾濫する真偽不明の情報に惑わされるような状態を指します

・劇場のイドラ

劇場で演じられるお芝居を観ると、あたかも自分が主人公になったように感じます

権威や伝統のあるものを何も考えずに信用してしまうことによって生まれる偏見です

ここで私が言いたいのは、

イドラを排除することで、ONF のメッセージが伝わってくる

イドラを排除することで、自分自身の真心が見えてくる

ということです

ONF のメッセージを受け取るためには、真心が必要になるのです

イドラ(正しく知ることを邪魔する偏見)が存在すると、ONF の作った世界は見えません

イドラが存在する、ということは、自分の心を正しく知ることができなくなります

嘘偽りの心のままだと、ONF のメッセージは伝わりません

イドラを排除することで、メッセージは受け取れます!!

♪ Message

遠くにいても伝わった
君の真心のおかげだ

♪ Message は、意図が伝わった時のことを歌っていると、私は考えています

「伝わっ」と歌っているのですから…

「未来」のことを歌っているのかもしれないです

芸術家・技術者・学者は、未来を予測します