愛するという行動

8 我慢

支配者に従っている他の国の人々を間違っている、と思っている

人々を従わせている他の国の支配者のことを間違っている、と思っている

それなのに、自分も他人に従って育ってきたということに気付かず、支配者になっている自分のことに気付かない

自分は他人の自由を奪い、苦しめ、間違ったことをしているなんて、夢にも思わない

自分がシステムを信じるカカシとして育ち、自分もアニメの中のカカシと同じようにシステムを信じて疑わない状態になっているなんて、アニメを見ていても気付かない

支配者のルールを守ることを信じていて、正しい判断ができる自分自身を信じることができていない

他人に従っているのが自分自身であり、他人を従わせようとしているのが自分自身であるという、自己理解、自己受容ができないまま、大人になってしまいます

この原因は、自己理解をさせないように、学校で考えないようにさせられてしまうからです

考える人間は、支配を嫌います

考える人間に育ってしまうと支配できなくなるから、支配を保持するために、考えないようにさせられてしまうのです

多くの人は、自分のことが分からないまま大人になってしまいます

そして、学ぼうとする心を持たない状態にさせられてしまいます

だから、日本は、支配を引き継ぎ、従順他律の社会のままになります

封建制度の薬が教育現場に効いているから、日本は、自主自律が常識の社会になりません

従順他律の支配が当たり前に存在するから、苦しみ続けて幸せを感じられなくなってしまう人を多く生み出してしまいます

他人に従うことは間違っていることが分かっているはずなのに…

個性を尊重し、自主自律の精神で生きていく Übermensch でいることが、幸せになれる生き方だと頭で分かっているのに…

実際に信じているのは、他人に従うルールを守るという行動なのです

間違ったことを信じ込まされているのが、従順他律の社会です

「自分の心」と「支配者のルール」が異なっています

私たちには、我慢が刷り込まれています

「支配者のルール」を信じるようにインプットされているのです

「(支配者の)ルールを守ろうね」という言葉がインプットされたままだから、これが日本の常識になっています

すると、「自分の心」と「自分の行動」が、いつの間にか、一致していないのです

歪んでしまうのです

「子供を大事にしたい自分の心」と「子供が大事にされないルール」が異なっています

実際には「子供が大事にされないルール」を信じています

「制服を着るというルール」を子供に守らせ、日本の常識を信じているのです

信じているものが間違っているから、子供を大事にできていないのです

我慢させ、ルールを守らせることが常識になっている従順他律の社会だから、歪んでしまうのです

「子供が大事にされない制服を着させる支配者のルール」「日本の常識」を信じるのではなく、「子供を大事にしたい自分の心」を信じる

自分の心を信じて、その通りに行動すれば、子供を大事にできます

「自分の心」と「自分の行動」を一致させることで、子供を大事にできます

これが、「自分自身を信じる」ということです

自主自律の生き方をする子供を育てたいんだ と先生は心の中で思っていたにも関わらず、常識を疑わずに信じたままでいるから、自分自身を信じることができていないから、実際に先生が行っていることは、従順他律の生き方をする子供を育てている、ということです

「子供が大事だ」と思っている真心は子供に伝わらず、子供が苦しむ支配の状態を作り出してしまっています

実際には、子供の個性を奪い、従順他律の社会を自分も作ってしまいます

実際には「我慢しなさい」と、子供を抑えつけてしまいます