暴走する脳みそ

  • 2021年1月30日

ハードディスク残量がなくなったために、番組消去作業を行っている際、目に留まったグループ『 ONF 』

♪ ON/OFF という曲名とグループ名が似ているな、何て読むのかな?メロディがきれい…)

そういえば以前、こう感じていたことを思い出す

M Countdown デビューステージ

爽やかで印象的なメロディとぴったり揃ったダンス、そして、赤髪の青年の圧倒的な歌唱力と存在感に目を奪われる

この歌声を聴いていたくて、3回続けて同じパフォーマンスを観る

気になってネット検索

「Road to Kingdom に出演し、好成績を収めた」

…この番組、録画はしたけど視聴意欲がわかず、早送りだけして、すぐに消しちゃったな

「1番人気のメンバーが脱退して、6人グループになった」

…ダンスがキレキレ、笑顔が光り、アイドルオーラたっぷりのメンバーが今はいないなんて!

せっかく良さそうなグループをみつけたのに、残念

私の気持ちはここで一旦冷める 

しかし、何となく気になるので、Mnet で ONF の出演する番組を予約

  • 2月6日

「Artist Clip【 ONF 】」

「Mnet ライブ【 ONF 】」

「2020 ONF〈SPIN-OFF COUNTDOWN〉FANMEETING」

楽曲部分だけを視聴する

どの曲もメロディがきれい

メンバー全員、生歌でもうまい!

  • 2月11日

音楽をじっくり聴いてみたくなり、ONF のミニアルバムや日本版シングルをダウンロード

あれ?今まで聴いてきた K-POP グループと何か違う

メロディ、ボーカル、コーラス、アレンジ…

曲の世界観が、どの曲も、みんな心地良い

全部がタイトル曲のようで、聴き続けていたい

  • 2月12日

通勤中に車の中で聴き、感動の渦に包まれる 

  • 2月13日

チョコタルトを作りながらスピーカーで聴き、

洗濯物を干しながらヘッドホンで聴き、

さらに大きな感動の渦に包まれる 

  • 2月14日

1日中、何度聴いても、全てが良すぎる!

音楽が美しい!

美しいものに心が震える!

日付が変わる直前に、ファンクラブ入会♪

曲を真剣に聴いてから4日目に入会するとは…

ライブチケット優先権が、実質、今は無いのも同然なのに…

私も ファンクラブ会員 になって応援したい!という思いが勝っていた

  • 2月15日

数か月ぶりに、1人で過ごす平日休み

スピーカーから見事な楽曲達が、次から次へと聴こえてくる

楽曲の奥深さに、また感動する

そして、涙に溺れる

ONF の音楽から受け取る感動は、今まで聴いてきた K-POP と一線を画する

ONF の楽曲の素晴らしさや、メンバーの特長を表現する言葉が、溢れて止まらない!

このブログの原文となる言葉をスマホに書き留めていた

目が疲れた~と思って時計を見ると、14 時!!

私は1歩も歩くことなく、5時間ぶっ通しでソファーに横たわり、スマホに文字入力をしていたのだった…

パソコンの方が何十倍も効率良いのに、パソコンの前に行くことすらしなかった

しまった~!!

過集中の悪い癖が、数年ぶりに出てしまった

眼球が勝手に左右に動いてしまう

目玉が飛び出そう

初めて味わう、目の違和感

これは、マズイ

「スマホを長時間凝視するのは、もう絶対にやめよう」

そう決めて、学校から帰宅した子供を病院へ連れていく

  • 2月16日

前日の過集中状態の影響で、頭の中がおかしい

仕事をしていても、誰かと会話をしていても、頭の中には ONF の魅力を表現するための言葉がひっきりなしに浮かんでくる

頭の中から追い出そうと、叩いてみても、ひたすら足し算をしてみても、グルグルグルグル 言葉がわき出る

頭の中に新しい世界を作ってしまうことにより、

当然、

現実世界のことに注意が向かなくなる

こんな日は…

ようこそ、失敗の嵐~!!!

用事を済ませてから出勤する途中、道を間違える

休暇の時刻を間違え、再提出を促される

書類をどこに置いたのかを忘れ、自分の足跡をたどって駆け回る

記名してある忘れ物を、別の人に届ける

「関係の人がぞろぞろ集まってるみたいだけど、行かなくていいのかなあ?」と、呑気な同僚に笑顔で言われ、椅子をひっくり返して会議に向かう

「塾の送りに間に合うの~?」と電話があり、受験を目前にした子供の送迎を忘れていたことに気付く

やらかした…

今度は、『ハインリッヒの法則』が頭の中に登場

『1対 29 対 300 の法則』である

労働災害における経験則の一つ。重大事故が1件発生する背景にはは29件の軽微な事故があり、その背景には300件の小さなミスや異常が存在するというもの。「1:29:300の法則」とも呼ばれます。

アメリカの損害保険会社で調査に携わっていたハーバート・ウィリアム・ハインリッヒが、労働災害を統計学的に調査した結果この法則を導き出したことから、ハインリッヒの法則と呼ばれています。

特に、製造業や建設、運輸、医療など労働事故が人間の生命に直結するような分野において、このハインリッヒの法則の大切さは広く浸透し、日々の安全活動に活かされています。

もう100年近く前に発見された「ハインリッヒの法則」が、今なお様々な現場で支持されている理由は、それが経験則として非常に有効だからです。

「ハインリッヒの法則」は、取り返しのつかない重大事故を未然に防ぐために、軽微な事故やそれに繋がる小さなミスや異常をおろそかにするな、という教訓を示しています。

もちろん、防ぎようのない偶発的な事故もありますが、ほとんどの事故には何かしらの原因が存在するからです。 

生き方・働き方を模索する人のWEBマガジン モチラボ〉 より

自分の信用が落ちるだけの 300 の小さなミスならまだ良い

子供が受験直前のナーバスな時期にも関わらず、私は約束を忘れていた

時間ギリギリになったため、夜道を走らせてしまった

これは、29 の軽微な事故に当てはまる

法則の割合に近い状態で、失敗は起きている

このまま不注意が続くと、1つの大事故を招く

交通事故に遭うとか、階段から落ちて大けがをするとか…

ぞっとする

大事な受験を前に、何をしているんだ!!

心の底から情けなくなり、帰りの車では、音楽をやめてラジオにする

しかし、脳みその暴走は止まらない

家に帰ってから・・・

「ご飯茶碗と小鉢が重ねてしまってあるよ」と言われる

遠くにある洗濯機の終了音で、目の前の食洗機を途中で開ける

沸かした湯煎用のお湯を、使わずに捨てる

アサリをお湯に入れた直後に、砂抜きの際に塩を入れていなかったことに気付く

どうすれば良いか分からず、しばらくアサリを眺めてから、「じゃあ、今ここに塩を入れればいいかな」と言うと、「熱湯に入れたんだから、もうアサリは砂を吐けないよ」と呆れられる

ここで、堪りかねて 夫から喝が入る

もう、いろいろ考えるのやめて、目の前のことちゃんとやりなよ

ごもっとも

全くもって その通り

完全に同意いたします

今は、脳みその暴走を止めることが喫緊の課題である 

ONF の音楽を真剣に聴き始めて6日目にして、

子供の受験が終わるまでの間、断食 ならぬ 『 断 ONF 』を決行

という、苦渋の決断をしたのであった

・・・ 

22 時、子供を迎えに行く

「今日は本当にごめん、めちゃめちゃ反省してる」

「大丈夫だよ~♪」

間違いの多い親を持つと、寛容にならざるを得ない

「そうそう、今日の塾で『横浜県の問題』をやったのね~」

「よ・・・よこはまけんっ!?!?」

目を見開いた私の叫び声が、車の中に響く

現実世界での思考力が失われている私は、言い間違いであるということに気付けない

大きな不安に襲われ、サーッと血の気が引く

この子は間もなく受験なのに、大丈夫?

本当に今まで勉強してきたの?

今から都道府県を記憶しなおすの???

こらーっ!!受験生!!親を不安にさせるでない!

この間違いに親は寛容でなくてはならないのか!?

親が 「新しい世界」 を作っていた日、

子供が 「新しい都道府県」 を作っていたのであった