05 自然!!—Wish#1の修正・追記—
芸術
天才は、「秩序」を発見しています
この秩序は数学的で、人間の魂を震わせる、人の心を動かす芸術です
私は、芸術に心を動かされた1人です(^^♪
ニーチェもONFも、ただの芸術家ではありません
他の哲学者とは違う
他のアーティストとは違う
芸術の中の、芸術✨
自分を動かすもの
行動へとかりたてる無意識の情動があるのが、人間です
エス!
自分の内側に Want「〇〇したい」という情動があります
この情動は、自分でもよく分からないものなんだけど、自分を動かすものです
様々な情動が自分の内側で、戦っています
だから、自分自身が自分の支配者になることが必要です
食べたい、安全でいたい、愛されたい、認められたい、自分が満足する自分になりたい、社会に貢献したい…
こう欲するから、自分は行動しようとします
欲求については、「マズローの欲求6段階」が整理されているように思います
人間は自然
自然であれば、【人間】
不自然であれば、【アンドロイド】
自分自身を自分で支配していれば、人間
自然な生き生きとした姿です
自分自身を外から操作されていれば、アンドロイド
不自然な苦しい姿です
私たちには、自分を動かす情動があります
人間は、社会を作って生きる生物です
私たちが、人間社会を作るために必要なのが情動です
自分の情動を、1つの目標に向かわせる意志
「力への意志」
自分の中の様々な情動どうしが戦ったり、協力し合ったりして、自分の意志となり、行為します
1つの目標に向かわせる「力への意志」は、知識を得ることによって増大されます
知識を得ると、自分の意志が強くなります
力への意志は、生物である人間の中に組み込まれている「意志」です
「自分の意志」を持つのが、生物である【人間】の自然な姿です
力への意志の存在によって、「自分の意志」が強くなり、自分自身を信じることができます
1人1人、持っている情動の強さが異なるのは、自然なことです
1人1人が違うから、協働の人間社会ができます
人間は自由
比較するために、異なる情動をもつ2人を例にあげます
①開拓・創造したいという情動を強く持つように、運命づけられている人
②保守・管理したいという情動を強く持つように、運命づけられている人
①と②では、自分の中に存在している「強い情動」が異なります
自分の意志と行動が一致すれば、その人は【自由】です
自分自身が、自分の行動の主人になっています
文化、社会を牽引するのは①の人です
文化、社会を安定させるのは②の人です
そうやって私たち人類は、「協働の社会」を何十万年もの間作ってきました
それぞれが、自分自身の能力を理解し、自分自身の能力を受け入れ、【自由】に社会を築いてきたわけです
①の人も、②の人も、
どちらも、【自由】だったのです
①開拓・創造したいという情動を強く持つように、運命づけられている人
②保守・管理したいという情動を強く持つように、運命づけられている人
①の人が切り拓いた道を安定させたい!と思うのが、②の人です
②の人は、①の人が新たに開拓したり発見したりしたものを維持し、保守する人です
以前の私の考えは、②のような人も含めて【アンドロイド】としていましたが…
これは、誤り!!
「情動が違っていた」ということ!
自分の意志と行動を一致させようとしているのであれば、【人間】です
【人間】は、自分の意志で行動する、自由な存在なのです
これは、かなり大きな修正です💦
①が運命づけられている人は、新しく開拓するから、より良いものを手に入れられる可能性が高くなります
未知のものを既知のものにし、秩序を発見しようとします
そのためには高い知能が必要だから、脳みそも発達しているのではないかと考えられます
頭脳を用いて未来を予測することで、より良い社会の状態をイメージできると同時に、未知の危険を回避できます
社会がより良くなるものを手に入れるのが、楽しくてたまらない!!
頭脳を用いて挑戦するから、工夫して自然と努力するから、どんどん甘いぶどうを手に入れることができます
「甘いぶどうを手に入れて、安定的に収穫する方法を発見したから、これでみんなと一緒に幸せになろう!!」と思ってリーダーシップを発揮しようとした時に、周りの人全員が開拓者だったら、困ってしまうのです
発見したり創造したりするのが楽しいから、「すでにみつけたものを保守するのは刺激がなくて苦しいよ~」と感じるのが開拓者です
もし開拓者しかいなければ、せっかく社会のために見出した良い状態をキープできなくなるんですね
みんながみんな、開拓者であったら、人類は発展できません
自分にできないことをやってくれる番人に、感謝!!
②が運命づけられている人は、新しく開拓しようとしないから、より良いものを手に入れられる可能性が低くなります
そこにある秩序を大事にし、今ある状態のものを安定させようとします
既に自分が知っている今の状態が安心できるから、これを保持して守りたい
既に分かっている状態のものが心地良く感じ、未知の世界には危険が多くて不安だと感じます
秩序を守ることが楽しくてたまらない!!
開拓者の切り拓いた道を守るから、甘いぶどうを手に入れることができます
「この方法を自分が守ることによって、安定的に甘いぶどうが手に入る!これでみんなと一緒に幸せになろう!!」と思ってその方法を守り続けようとした時に、周りの人全員が番人だったら、困ってしまうのです
今の状態をキープし、管理するのが楽しいから、「よく分からないものに挑戦するのは不安で苦しいよ~」と感じるのが番人です
もし番人しかいなければ、文化は発展しなくなるんですね
みんながみんな、番人であったら、人類は発展できません
自分にできないことをやってくれる開拓者に、感謝!!
こうやって、私たち人類は、どんどん、どんどん、甘くなっていくぶどうを手にしてきたのです
協働の社会です
お互いに「ありがとう!!」という気持ちが、自然と湧き出てきていたのです
感謝の社会です
1万年前までは…
ルサンチマンが現れるまでは…
私たち人類は、自由で自然な姿だったのです
01 はじめに…
02『読書について』
03『世界は「関係」でできている』
04 自由という恐怖—Wish#1の修正・追記—
05 自然!!—Wish#1の修正・追記—
06 支配者—Wish#1の修正・追記—
07 ハンマーで哲学する