【2024.10.19更新】
【2021.08.03】
1 『泣いた赤鬼』
はじめに…
私は毎日のように残業をしています
もっと家族と過ごす時間を大事にしたい!
友達とおしゃべりする時間が欲しい!
好きなことをする時間を持ちたい!
だけど、自分が早く帰ったら、その分、同僚に仕事が行ってしまう…
自分がその仕事をやらないと、同僚に押し付けるだけになってしまう
だから、なかなか定時で帰れない…
でも、これ、欧米諸国から見たら、とてもおかしな状況に思えるようです
「No!」って言えばいいのに、なぜ日本人はこんなに働くの?
我が子の授業参観の経験をもとに、私の考えをまとめてみました
私たちの社会のシステムは、教育がもとになっているからです
ただ、こんなことを書いていても、相変わらず私は残業続きです
多くの人の意識が変わらないと、何も変わりません
あるいは、自分がシステムを作る役職につくか…(私は絶対に嫌です)
読んでくださった方にとって、何かを考えるきっかけになることができたら嬉しいです♪
私のブログのカテゴリー 「Wish」では ONF に触れていません
ご承知おきください
【2021年11月 追記】
…と、以前は書いていました!
直接はONFに触れていませんが、実は、どっぷりと彼らのいる世界のことを理解してもらうために必要なことなので、説明していたものです!
【2022年11月 追記】
私は今、毎日のように残業をしていません
以前働いていた場所で、好きな事だけやってます~💞
昨年までの苦しんでいた日々が嘘のようです
私の仕事ってこんなに楽しかったっけ~??と思うくらいです😊
新しい目標もできて、そこに向かってます!
K-POP 以外の趣味もできて、やりたいことだらけ~!
私の人生が豊かになったのは、ONF に出会ったからなのです💗
Best wishes to you !!
『泣いた赤鬼』
我が子が小学1年生の時に、3年生の教室で扱われていたお話です
有名な『泣いた赤鬼』
とある山の中に、一人の赤鬼が住んでいた。赤鬼はずっと人間と仲良くなりたいと思っていた。そこで、「心のやさしい鬼のうちです。どなたでもおいでください。おいしいお菓子がございます。お茶も沸かしてございます」という立て札を書き、家の前に立てておいた。しかし、人間たちは疑い、誰一人として赤鬼の家に遊びに来ることはなかった。赤鬼は非常に悲しみ、信用してもらえないことを悔しがり、終いには腹を立て、せっかく立てた立て札を引き抜いてしまった。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
一人悲しみに暮れていた頃、友達の青鬼が赤鬼の元を訪れる。赤鬼の話を聞いた青鬼はあることを考えた。それは、「青鬼が人間の村へ出かけて大暴れをする。そこへ赤鬼が出てきて、青鬼をこらしめる。そうすれば人間たちにも赤鬼がやさしい鬼だということがわかるだろう」という策であった。しかし、これでは青鬼に申し訳ないと思う赤鬼だったが、青鬼は強引に赤鬼を連れ、人間たちが住む村へと向かうのだった。
そしてついに作戦は実行された。青鬼が村の子供たちを襲い、赤鬼が懸命に防ぎ助ける。作戦は成功し、おかげで赤鬼は人間と仲良くなり、村人たちは赤鬼の家に遊びに来るようになった。人間の友達が出来た赤鬼は毎日毎日遊び続け、充実した毎日を送る。だが、赤鬼には一つ気になることがあった。それは、親友である青鬼があれから一度も遊びに来ないことであった。今村人と仲良く暮らせているのは青鬼のおかげであるので、赤鬼は近況報告もかねて青鬼の家を訪ねることにした。
しかし、青鬼の家の戸は固く締まっており、戸の脇に貼り紙が貼ってあった。それは「赤鬼くん、人間たちと仲良くして、楽しく暮らしてください。もし、ぼくが、このまま君と付き合っていると、君も悪い鬼だと思われるかもしれません。それで、ぼくは、旅に出るけれども、いつまでも君を忘れません。さようなら、体を大事にしてください。ぼくはどこまでも君の友達です」という青鬼からの置手紙であった。赤鬼は黙ってそれを2度も3度も読み上げ、涙を流した。
土曜参観日、一斉にどの教室でも道徳の授業をしていました
我が子の教室から講演会が行われる体育館へ移動する際、この授業の黒板が廊下から見えました
「『泣いた赤鬼』かあ… 私が子供の時にやったものを今もやっているんだな~」なんて思いながら…
「赤鬼の気持ちは…?」
「青鬼の気持ちは…?」
「どうして赤鬼は涙を流していたのでしょうか…?」
というような質問と、子供たちが考えたであろう意見が黒板に書いてありました
ふ~ん…
「いろんな人の気持ちを想像するのって、とても大事だな~」
なんて思いながら通り過ぎました
でも…
何かがひっかかる
このモヤモヤした気分は一体何なの?
講演会の話はそっちのけで、このモヤモヤと戦っていました
この物語、美しい話として語られている…
友達の幸せを一番に願っているのですから…
青鬼は自分が犠牲になって赤鬼を幸せにしようとしました
でも青鬼が犠牲になったところで、赤鬼は幸せになれなかったのです
結局どちらも幸せになることができなかった
結末が悲しいから、私はモヤモヤしているのかなあ…
いや…
そうではない!
この『泣いた赤鬼』の世界、
大きなストレス原因となっている、私の職場と同じような状況じゃないの???
自分が同僚に仕事を押し付けないようにするために、同僚の幸せのために、自分の家族や友達と過ごす時間、趣味の時間を犠牲にして残業をしている
私がやっているのは、青鬼と同じことだ!!
私は、「赤鬼くん(同僚)、幸せになってね!」と言っているのと同じだ!!
ところが、私から見ると赤鬼にしか見えない同僚…
この同僚は自分自身のことを青鬼だと思っている
自分が青鬼になると、周りの人たちは赤鬼に見える
赤鬼に仕事を押し付けないようにするために、赤鬼の幸せのために、自分の家族や友達と過ごす時間、趣味の時間を犠牲にして残業をしている
みんな、自分が『心優しい青鬼』だと思って仕事をしている!!
『青鬼の心』が、私たちにしっかりと染みついている!!
この『泣いた赤鬼』の物語の結末・・・
青鬼は、
赤鬼とも離れ、自分自身も犠牲にしている
赤鬼が幸せになっていると思うことで、自分は幸せだと思い込んでいる
赤鬼は、
青鬼が幸せだと思ってくれないと、自分も幸せにはなれない
青鬼と一緒に笑えないと、自分も幸せになれない
結局、
青鬼(私)は幸せではない
赤鬼(同僚)も幸せではない
青鬼(同僚)は幸せではない
赤鬼(私)も幸せではない
みんな「自分が幸せだ」なんて思えない
これ、日本の幸福度が低い理由の1つじゃないの???
『泣いた赤鬼』は、大事な人を守ろうとする美しい話ではなかった
私たちを働かせるために、美しい話として語られていた
誰かの幸せのために、自分が犠牲になることが「美しい」とされていた
それぞれが『心優しい青鬼』になれば、
自分を犠牲にすれば、
社会がうまく回ると思わされている!!
そうか…
私は、自分が小さい時から、こういう社会が当たり前だと思わされていたのか…
だから今、文句も言わず(同僚どうしでは愚痴を言うけど、上司には言わない)黙々と仕事をこなしている
『心優しい青鬼』というのは、聞こえが良いが、実際は違う!!
心優しくなんかない
ただ、勘違いしているだけ
他人の幸せを願った自己犠牲の行動は、結局、自分も他人も不幸にしている!!
『幸せになれない青鬼の心』
これが、本当の青鬼の姿じゃないのかしら??
じゃあ、どうすれば、幸せになれるの??
幸せになれる方法があるはず!!
青鬼の私たち、何かが必要…
何かがあれば、幸せになれる…
・・・
ここで、あの方の力が必要になってくるのか~!!
最高額の日本銀行券である一万円札の顔!
日本で、世界で活躍する、たくさんの著名人を送り出している慶応義塾大学を作った福沢諭吉です
★福沢諭吉が広めた主な日本語★
【自由】【社会】【会社】【権利】【借方】【貸方】【汽車】【版権】【演説】【討論】【改良】【不都合】【迷惑】【背広】【家庭】【健康】【独立】【競争】
参考:NHKテレビテキスト100分de名著 福沢諭吉 学問のすすめ 齋藤孝 著
参考:家庭画報.COM〔特集〕今、この時代を切り開く生き方と言葉「福澤諭吉のすすめ」
まだまだあるようですが、こんなにたくさんの『言葉』や『考え方』を日本に広めてくれました
これらの日本語の歴史は、たった100年程度…
逆に言うと、これらの『言葉』や『考え方』は、それまで日本にありませんでした
歴史は浅く、私たちにまだ浸透していないものがいくつかあります
この中のどれか
青鬼も赤鬼も幸せになるために必要なキーワードがあります
どれを選びますか??
【自由】【社会】【会社】【権利】【借方】【貸方】【汽車】【版権】【演説】【討論】【改良】【不都合】【迷惑】【背広】【家庭】【健康】【独立】【競争】
いくつかの言葉が、幸せになるために必要だと思います
私が考えるキーワード、絞るとしたら、
【自由】【社会】【会社】【権利】【討論】【改良】【不都合】【迷惑】【家庭】【独立】
これらは全部関係あるように思います
この中で、『泣いた赤鬼』に、私が1番必要だと思うのは、
【権利】 です
『学問のすすめ』
私は、仕事関係の本は読みますが、その他の読書量は少ないです
でも、超有名な福沢諭吉の『学問のすすめ』は読みました
有名な割に、読んでない人が多い、という本です
原文は難しいので、読んだのは現代語訳です
私が、最も衝撃を受けた本かもしれません
感銘を受け、自伝、解説の本やコミック版の伝記なども読みました(子供向けの本や新聞はとても分かりやすく、私は大好きです!!)
約140年前に書かれたものですが、今も古さを感じさせない本です
福沢諭吉の本は、文章を読んでいてとても気分がいい!!
行動力があり、ユーモアもあり、カラッとしていて人柄もいい!!
「このやり方、めちゃくちゃでしょう😵」と、今、私が思うようなことを、100年以上前のこの本が、「それはこういう理由でおかしいです」「こうすると良くなります」と論理的に伝えてくれています
今から100年も前と言ったら、お上意識(身分が上の人に従います、というような思想)がかなり強かった時代
この意識を変えた、一番の立役者が福沢諭吉です
学問の大切さを説き、1人1人が「学ぶこと」によって国と対等になる
国民の意識を変えるだなんて、ものすごい功績です!!
アメリカやヨーロッパに渡り、進んだ技術や思想をたくさん学び、日本に広めてくれました
長い間、1万円札の顔となって、私たちのことを励まし続けてくれています!
諭吉さんが増えると、私たちは笑顔になる~♪
でも、実は…
お金として描かれているから私たちを笑顔にしている、というだけではありません
福沢諭吉の『思想』も、私たちを笑顔にするものだったのです!
欧米では当たり前になっているこの考え方
幸せに生きる【権利】
この言葉の意味を、学校で教えてもらっていない!
私は読書量が足りず、このことについて友達とも議論してこなかった!
そして、自分で学び取らなかった!!
福沢諭吉が日本人に一生懸命伝えてくれていた《幸せに生きる【権利】》
『泣いた赤鬼』には、これが必要だったのです!!
なぜ、《幸せに生きる【権利】》を学校で教えないのでしょうか?
それは、
先生自身も《幸せに生きる【権利】》を学んでこなかったから
これが一番の理由だと思います
だから、福沢諭吉の『学問のすすめ』が必要なのです
この本のタイトルだけでも、非常に大切なことを言っています
本を通して、福沢諭吉が今の時代を生きる私たちにも語りかけてくれています
「学ぶことをおススメしますよ」 と…
私たち1人1人が独立するために、学ぶことが必要です
その学ぶことの1つに【権利】も必要だと、福沢諭吉が教えてくれています
『学問のすすめ』には、
国を上に見る思想を改め、1人1人が学問に励み、個人が独立する
そして、実学(世の中を生きて行く上で必要な知識)を学んだ個人が集合体となって、国全体が強くなっていく
というようなことが書かれています
諭吉が一生懸命伝えようとしてくれたのは、
『独立自尊』
という思想です
薬が効いている
この本の訳者でもある齋藤孝さんは、今の時代は、お上意識のあった時代の「薬が効いている」と言っています
う~ん…
私の周りには、国を上に見ているような人はいないような気がするけど…
そっか~!
上に見ているのは、
「私たちがいる国」ではない!
「私たちがいる組織」である!
組織に、薬が効いている!!
福沢諭吉は、国と国民の関係が「上、下」ではなく、対等になる必要性を説いていましたが、
薬が効いている組織において、雇用主と従業員との関係が「上、下」ではなく、対等になる必要があると考えることができます
青鬼の心が集まっている組織、これをアリの巣に例えてみます
≪国と国民≫という関係を
≪雇用主と従業員≫という関係に当てはめ、
≪女王アリと働きアリ≫の関係に例えてみます
「働きアリ」にはどんどん働いてもらって、アリの巣を守り、巣を強く大きくしてもらわないと!
一生懸命仕事をしてね~
お給料も払っているんだからね~
そうだよな~
私は女王アリから給料をもらって働いているんだから、給料分の仕事をしないと!!
時間が延びても残業代をもらっているし…
本当は、「働きアリ」も大事にしたいものがあるのです
家族、友達、趣味、いろいろ大事にしたいんだけどなあ
だけど、自分がいないとアリの巣が崩れてしまう…
仲間の働きアリをもっと働かせてしまう…
『青鬼の心』がある
だから、がんばってしまう…
『心』と『行動』が一致しないから、ストレスを抱えます
ここで、この働きアリに、《幸せに生きる【権利】》というものを教えてあげます
その『心』で思った通り、幸せになっていいのですよ~
えっ?いいの?
でも…
アリの巣のバランスが崩れちゃって、うまくいかないんじゃないの?
いいえ、そんなことはありません!
社会全体が、みんなが変わればいいのですよ~
女王アリの支配から独立して、「契約をする」という社会に変える
アリとアリの間で交わす約束
『社会契約』です
【権利】というものを学んで、自分をヨイショ~ッと上に持ち上げて、女王アリと対等になり、
【義務】 と 【権利】
という、対等の社会、
つまり、「社会契約」を結ぶ
「お国のために」というお上意識、これは今の時代には根付いていません
ところが、
「組織のために」というお上意識、これがまだ残っています
お上意識というのは、自分が下にいるから上ができる
女王アリのことを下から見上げている
主従関係になっている
この主従関係(上、下、という関係)をやめて、新しいものの考え方を採り入れ、対等に契約をすること
社会契約という意識に変えていくことが必要なのではないでしょうか
学ぶことによって自分を独立させ、自分を尊ぶ
福沢諭吉が言っている『独立自尊』です
女王アリの支配から独立して、自分の《幸せに生きる【権利】》を行使する
これが、私の職場にはない!
学校で教えてもらったこと
私の世代では、
「こういうことをやりなさい」
「あなたたちはこれを終わらせることが仕事ですよ」
【義務】については教えられています
だから、守ろうとします
ところが、
「自分のための時間を確保しなさい」
「自分の人生を楽しんで、幸せな時間をもつのですよ」
《幸せに生きる【権利】》については、ほとんど教えられていません
だから、守ろうとしません
『青鬼の心』があるから…
自分の幸せを大事にしようとしていない
自分が幸せだと思い込もうとしている
欧米では、女王アリと働きアリは対等です
日本と教育が違います
「やらなければならないこと=【義務】」
と同じように、
「幸せに生きること=【権利】」
も教えられ、議論して学び取ります
だから、定時を過ぎたら、仕事が残っていたとしても、
「定時を過ぎたら、仕事をする時間ではありません! だって勤務時間を過ぎたら、自分の時間ですよ! 家族を大事にするのが私の幸せだから、 帰ります~!」
と、当然のように帰れます
人手が足りなくて残業したり、働きアリが心身ともに体調を崩すほどになったりする場合、女王アリの経営に問題があります
そして、日本で残業が常識になってしまっているのは、『幸せになれない青鬼の心』が根強く存在しているではないでしょうか
欧米諸国では、無駄な残業はしないで、仕事とプライベートのバランスを取ることが大切だとされています
《幸せに生きる【権利】》を行使できる環境があります
【義務】と【権利】をセットで学び、社会契約が成り立っているからです
<社会契約ができている「巣」>
勤務時間に働くのは当然
それが【義務】だから
勤務時間に「年休」「育児休暇」「看護休暇」「介護休暇」を取るのは当然
それが《幸せに生きる【権利】》だから
<社会契約ができていない「巣」>
勤務時間に働くのは当然
それが【義務】だから
勤務時間に「年休」「育児休暇」「看護休暇」「介護休暇」を取るには、
「すみません…、申し訳ないです」と謝る
取りたいけど、取れない…
他の働きアリに迷惑をかけると思うから
つまり、日本の多くの会社では…
《幸せに生きる【権利】》という意識がない!!
だって、学校で教えてもらってないもの!!
「年休」「育児休暇」などの【権利】は、ちゃんと制度としてありますよ
【権利】というのは、
使わないと、使えないと、
《【権利】が保障されている》とは言えません!!
『泣いた赤鬼』で 学ぶこと
『泣いた赤鬼』の授業、まず必要だったのは、気持ちを想像することではない!
青鬼のように犠牲を払っていては、誰も幸せになれない
これに 気付く こと
《幸せに生きる【権利】》が私たちにはある
これを 知る こと
どうすればみんなが幸せになれるか
これを 議論する こと
こういうことが必要なんじゃないかしら???
このことを押さえた上で、それぞれの立場の気持ちを想像することが必要なのでは???
日本人は働きすぎで、「No!」と言えない
それを欧米の方々は不思議に思われるようです
欧米では《幸せに生きる【権利】》
これを行使しています
学校で【権利】を学んでいるからです
学校で、【義務】と【権利】を同等に扱い、議論し、みんなが幸せになるための方法を自分たちでみつけています
日本では《幸せに生きる【権利】》
これを多くの方は、行使していません
学校で【権利】を学んでいないからです
学校で、【義務】(やるべきこと)は教えるけど、《幸せに生きる【権利】》は教えていません
誰かの幸せのために自分が犠牲になることに、疑問を持たせていません
先生もそういう社会が当然だと思っています
何より、自分を犠牲にしながら働いている先生が、キラキラと光り輝く『青鬼の心』を持っているのですから…
働きアリに 必要なこと
働きアリの私たちに必要なのは、
①『 《幸せに生きる【権利】》を行使する』ということを学ぶこと
②【義務】を働きアリが守るのと同等に、《幸せに生きる【権利】》を行使することを女王アリに守らせること
私たちは、雇用主と契約をしています
【義務】=仕事内容
この確認をし、契約以外のことはしない
それが、私たちが幸せに生きるために、家族や友人、趣味を大事にするために必要なこと…
この【権利】は主張して良いのです
日本国憲法に、《幸せに生きる【権利】》が記載されています
憲法は大前提です
『青鬼の心』を排し、1人1人の【権利】を主張していかないと、組織は変わっていきません
そうは言っても、仕事が片付かないのです~💦
それなら、もっと無駄をなくして効率化を図ればいい
それでもだめなら、女王アリが、働きアリを増やせばいい
働きアリ2匹分の仕事量を、3匹の働きアリで分ければいい
ワークシェアリングです
欧米では一般的です
日本ではこの働き方、まだ十分に浸透していません
残業代分の給料を、新たに雇った働きアリに支払えば良い!
働きアリは仕事が残っていても家に帰って良い!
必要なのは、システムを変えること!
仕事が終わらなくて困るのは、働きアリではありません
女王アリなのです!!
女王アリは、
・「従順な働きアリ」でいてもらった方が、「巣」にとっては都合が良い
・働きアリに、《幸せに生きる【権利】》を行使されると、「巣」が守れない
このように思い込んでいるように感じられます
<定時で帰れる働きやすい「巣」>
しっかり【義務】と【権利】が両立する社会契約ができているアリの巣
働く意欲も向上します
短い時間でいい仕事をしようとします
プライベートも充実するからストレスがたまらず、会社への愛着もわきます
こんな働きやすいアリの巣には、優秀な働きアリが集まりますよ~!!
<定時に帰れないブラックな「巣」>
【義務】は守らせるのに、【権利】がセットになっていない
働く意欲が持てません
効率を考えずに言われたことをやるだけ
『心』と『行動』が一致しないからストレスがたまり、「会社行きたくな~い」となります
こんな苦しいアリの巣には、優秀な働きアリは集まりませんよ~!!
どちらが立派な「巣」になるでしょうか??
最近、久しぶりに韓国ドラマを観ました
「会社行きたくない」(2019年 KBS)
タイトルが私の気持ちを表していたので(笑)予約してみたのですが、なかなか良かったです
それぞれの本音、世代によるギャップ、世界中の国々のシステムの違いについて、ユーモアをたっぷり織り交ぜて紹介している面白いドラマでした
多様な価値観が存在し、考え方の違う人同士が互いに歩み寄ることの難しさ…
休憩時間や終業後の時間の使い方…
正規雇用と非正規雇用の待遇の差…
方法はいろいろだな~と考えさせられました
赤鬼も青鬼も笑顔になろう!!
今の子供たちにも『幸せになれない青鬼の心』がしっかり受け継がれてしまうと、まだまだ日本からストレスは減りません
幸福度ランキング上位の国になるには、まだ遠いようです…
子供たちには、《幸せになる【権利】》について伝えた上で、議論をさせる
赤鬼は、「青鬼が悪者になったら、僕は幸せになれない!」「自己犠牲は間違っている!!」と青鬼に伝えれば、青鬼は踏みとどまったかもしれない
青鬼は、「『家の中の様子やお菓子とお茶の写真』を立て札に貼って、安心できる場所だと知ってもらおう」「人間の役に立つボランティアをしよう」などと、別の策を提案すれば良かったのかもしれない
今の時代に合った方法、いろいろな策を子供たちは考えると思います
そして、『泣いた赤鬼』は、《外見や出身地、過去の歴史などの理由によって差別をせず、個人として尊重する》ということの大切さも、学習できる教材ではないでしょうか
欧米の道徳教育のように、個人が《幸せに生きる【権利】》を行使することを教え、みんなが幸せになるための方法について議論させ、学び取らせていく
そしたら、きっと、子供たちの未来は明るくなります!!
幸福度も上がりますよ~(^^♪
・・・
な~んて、この当時の私は、講演会の話も聞かず、考えることに夢中になってしまいました…
01 『泣いた赤鬼』
02 『かぼちゃのつる』