4 自分とは何か
冒頭の、プリントの話題に戻ります
先生は、「制服を着ることの意味は何か、自分の考えを書きましょう」という発問をしています
これは、制服を着ることが正しいという支配者の考えと同じ状態にさせるための誘導です
先生の刷り込みです
制服を着ることが苦しいからやめたい、という子供の考えを、認めないものになります
先生は、多様性を認めていません
こうやって、私たちは、正しさを刷り込まれています
先生は、子供たちに、当たり前を疑うことをさせないようにしています
子供たちは疑わないから、思考していないのです
支配を疑わないようにさせ、支配しやすい状態を作り出しています
ただそこにある当たり前(支配)を刷り込み、そのまま引き継いでいます
当たり前のものに、当たり前の理由をくっつけているものは、考えていないのです
子供に自分の考えをもたせるために、考えさせる発問をしていません
考えない不毛な発問を先生に出されているのに、子供は自分が考えていると思い込んでいるのが、刷り込みが行われる日本の学校なのです
考える、というのは、人間になって、当たり前を疑うことです
たくさんの人々の心を想像して議論し、思考を深め、自分の考えを持たせるのが教育です
「制服を着ることに意味があるのかないのか」
「制服を着ることで、人々はどんなことを考えるか」
「制服を着ることで、苦しいと感じる人、楽だと感じる人、それぞれの感じ方を想像しよう」
「制服を着ることは、今の自分たちに合っているかどうか」
「自分で服を選ばないことの長所と短所は何か」
「自分で自分の着る服を決めることができないのは、なぜか」
そこにあるのが当たり前だったから、言葉にしていなかったものを、言葉にするのです
当たり前のことを疑って、言葉にすることで、人々が幸せになるものなのかどうかを導き出そうとするのが、「考える」ということです
それが、批判的思考です
議論を通して多様な考え方を知り、自分たちで正しさを見出していくのが、自主自律です
「制服を着ることの意味は何か、自分の考えを書きましょう」という発問は、「制服を着ることには、こんな理由があるのだから、制服を着ましょうね」という支配者のルールを保持するためのものです
制服を着ることに意味がない、と考える人の意見を認めないものです
「制服を着ることに意味があるのかないのか考え、その理由を書きましょう」という発問だと、制服を着ることの正当性について、考えようとします
制服を着ることには意味がないと考える人も存在します
その意見も表面に浮かび上がってきます
プリントに書くだけだと、先生の考え方に近い人が正解にされます
そして、多様な考え方は、他の子供たちに伝わりません
だから、議論をさせ、多様な考え方を知り、人々が幸せになるための正しさを見出すことが必要なのです
人間が深く考え、様々な考え方を認め、議論し、正しさを見出すと、同じようなところにたどりつきます
たどり着く場所は、「自由」です
人間の本当の姿が、「自由」でいることだからです
「個人の自由」が、人々を幸せにします
「自分で考えて行動するのが、人間」だからです
人間とは、自分で考えて行動する生き物だからです
意志を持つのが人間だからです
動物でもなく、アンドロイドでもない
人間だから、意志があります
動物に必要だったのは、新しい脳みそを使わない支配だったけど、
人間に必要なのは、新しい脳みそを使う自由だからです
アンドロイドに必要なのは、指令通りに動く支配だったけど、
人間に必要なのは、自分で考えて行動する自由だからです
自分の心と違う行動をさせられるままでいたら、幸せになれないのが人間です
自分で考え、自分の力で幸せを手にしていくのが、人間です
従順他律の支配のある古い世界は、人間を不幸にします
自分の心と、自分の行動を一致させるのが、人間です
話の筋を通し、1人1人の違いを認め合うのが、人間です
自主自律の自由な新しい世界は、人間を幸せにします
自分の考えを持ち、自分の意志を表すことです
たくさんの人々の心を想像し、違いを認め合うことです
動物のように、「怒りで従わせる支配」を認めないことです
アンドロイドのように、「指令に従わせる支配」を認めないことです
支配を認めないのが、人間として生きるということだからです
支配を認めるアンドロイドは、新しいものを生み出しません
支配を疑う人間は、新しいものを生み出します
創造するのが、人間です
アンドロイドか、人間か
人々を幸せにすることができるのは、どちらか
真に、愛するということをしているのは、どちらか
自分は、アンドロイドとして生きているのか、人間として生きているのか
よく考え、正しく、自己理解をすることが私たちに必要です
知識を得て、考えることなんです
「自分とは何か」を みつけることなんです
人間は、愛するということをしています
愛し合うことができ、人生の素晴らしさを感じることができるのが、人間です
誰かを幸せにすることができるのが、人間です
【2024.10.26】
ちょっとだけ追記…
今の私、ほとんどイライラしないです
だから、この文章に書かれているような「アンガーマネジメント」は必要ないです
「ま、こんなもんだわ」って受け入れられるようになっています
肯定できることが増えたのだと思います😊
相変わらず、ずっこけまっくっている私なのですが…
最近のお母さん…
前よりも、びっくり度が増してる上に、驚かされる回数が多い~
笑いのネタを増やさなくてもいいよ~
まあ、「普通」なんてないし、人はみんな「変わってる」ものだよ 笑
てな感じで、笑い飛ばしてくれています
夫の言葉には、若干ひっかかりますけどね… 笑
自分のことを受け入れられるようになったら…
自分がイライラのフォトンを飛ばさなくなったら…
笑いのパラレルワールドになってる~(^^♪
量子力学と哲学のおかげです!
ありがたや~💗
01 A と B
02 考えない子が…
03 自己理解
04 自分とは何か