6 騙されない
支配から脱却するために
自分が正しい、と思っている支配者は、それを他人にもやってもらいたいと考えています
悪意は0(ゼロ)、皆無です
この支配者は、純粋に「良いこと」をしていると思っています
子供に「きまり だから守りなさい」と言っている親に、悪意はないですよね!
車を運転しながらスマホを操作していたり、お酒を飲んでいたり、スピードを出しすぎたり…
こういう危険な交通ルール違反、許せません!!
PTA 活動に参加させたい親、従順になっている親は、社会の中で良しとされている『行動』ができない人を、交通ルールを守っていない人のように見えてしまいます
だから許せないのです
交通ルールを守らないのは、良くないこと
それと同様に、
PTA 活動に参加しないのは、良くないこと
と思っています
その人たちにとっての、「正義」です
つまり、こういう人たちの『心』も想像しながら、上手に支配から解放され、独立していくことが必要です
『考え方』の違いが認められない人に、「異なる『考え方』も認めて欲しい」と主張しても、分かってもらえません
【自由】の意味を知らない人に、「自由だから」と直球で勝負したり、怒ったりしても、分かってもらえません
そして、何より重要なのが、「支配されている」という立場です
間違っている、わがままだ、と思われているのです
どうすれば支配から解放されるか…
支配されている側から変えるのは、かなり難しいです
支配者から見てわがままな人が、いくら「苦しいよ~」と主張しても、ただのわがままな人に見えてしまいます
だから、上からの力、外からの力が必要になります
「同調圧力が働いているこの組織は、親にストレスを与え、子供にとって一番良くないから、自由の運営方法でないものは見直すように!」
くらいなことを学校や文部科学省が言ってくれると、すぐに苦しみから解放されると思うのですが…
PTA が学校や文部科学省の管轄とは別の「社会教育団体」のため、踏み込めない部分があるようです
文部科学省が「PTA は任意加入だと広めるように教育委員会や校長に約束」させているようですが、同調圧力を考慮していないから、上からの力、外からの力として不十分なものになってしまいます
同調圧力が考慮されずに、「入会申込書を書いたのはあなたですよね~!あなたの意思ですよね~!」とされてしまっているのです
本音じゃないのに~!!
嘘をつかされているのに~!!
昔、病院に入院すると「心づけ」と言って、お金を別に包んで渡す習慣がありました
旅館に泊まるときも、仲居さんに「チップ」を渡したり…
こういう悪習を断ち切るために、近年は、病院や旅館のほうから、「お断りいたします」と言ってくれています
だから、学校も「人数を割り振って人を配置する活動はお断りいたします」とPTA の奉仕活動を断ってくれたら、救われる人が多いのにな~とも思っています
PTA 活動が活発になると、学校としては(表面上)困ることはないし、むしろ、子供のために無料で労働力を奉仕してくれる人たちは都合よく見えているから、何も言わないのではないかと…
本当は、家で親が愚痴をたくさん言っているし、ストレスによる親の怒りが子供に伝わっているから、悪影響の方が大きいと私は思っています
支配から脱却するために、一番簡単な方法は…
自分がシステムを作る側になることです
言い換えると、自由の支配者!!(笑)
支配者に自分がなればいい♬
(自由を獲得したら、代表者となります!)
友達と一緒に、複数で本部役員になる
そして、仲間のうち誰か一人は必ず会長になる
小規模であれば、やりたいと言えば、本部役員になれることが多いように思います
同じ思いを持つ友達と一緒に本部役員になって、ガラッと自由の組織に変えちゃうのが一番簡単だと思います
このことに気付いたのは、我が子が幼稚園最後の年になって、役員決めが終わった直後でした
友達と一緒に、「私たちが本部役員になれば、簡単に変えられたね」って…
気付くのが遅かった~!!
私は、この組織を支配されている側から変えようとして、変な人と思われて、思いっきり制裁を受けたのです
「必要ないと自分が思うものに、なぜ参加しなくちゃいけないの?」と聞いてみたら、口を開けて固まっている人もいました…
たくさんの制裁を受けましたが(笑)、最大級に私を攻撃したのは、「みんな頑張って苦労して我慢しているのに、あなたの考え方は人間としてどうか」という言葉
私は人間じゃなくて何に見えるんだ~?? 妖怪? 宇宙人? 獣?
と、当時は思ったものですが、そうではなく、交通ルールを守らない人のように見えていたのだと思います
偽物ルールが大事にされる社会では、そのルールを守ろうとしない私たちは、自分勝手な人、わがままな人、変人です
私たちは、偽物ルールを守りたくなかった!
支配されたくなかった!!
幼稚園のお母さん、お父さんたちにも、楽しく子育てをしてもらいたかった!
1人1人が、自分の望む行動ができて、自由を謳歌してもらいたかった!
その後、自分はブラックな仕事場に戻り、優しくない日本の子育て社会の渦に巻き込まれ、疲労困憊の日々…
この<組織>と向き合う余裕などありませんでした~!
でも…
ONF が大事なことを思い出させてくれました!!
誤解をしてほしくないのですが、私は、ボランティアはとても素晴らしいことだと思っています
人のためになる活動が活発になると、幸せな気持ちになる人が増えていくからです
読み聞かせや、行事の片付け、その場で手伝って役に立つこと、私も喜んでやらせてもらっています
参加する意思がない人にまで役員をさせる、という運営方法が問題だ、ということを言っています
そもそも、ボランティアは、「自由意思・自ら進んでやること」という意味なのに、強制してしまう組織は、ボランティアではないのです
偽物ボランティアです
ここにも、偽物があった~!
本物ボランティア組織の場合、役員を引き受ける人がいなければ、「この活動はできませんね~」で良いと、私は考えています
これが、『考え方』と『行動』を一致させる方法です
強制労働組織だから、問題なのです
私が言っているのは、PTA の運営方法が問題だ、ということです
偽物ルールに従わなくてよい、と本物ルールは言っています
みんな『心・考え方』と『行動』を一致させて良いのです
自由です!! 幸せになっていいのですよ~!!
幸せになる権利をみんなで守りましょう!!
本物ルールを守りましょう!!
自由の支配者
これって、本当はかなり重要なことです
「選挙というのは、一時的な支配者を選ぶこと」と池上彰さんがテレビで言っていたような気がします
自由を理解している人を政治家に選べば、自由になれます
教育に力を入れる人を選べば、未来が明るくなります
「政党名」「知名度」で投票するのではなく、「政策」で政治家を選ぶことが大事です
日本国憲法は、本物ルールになっています
「戦争を放棄する」ともはっきり書いてある『平和憲法』
これは世界に誇れることだと思います!!
でも、書いてあるだけじゃないのです~
これを守っていると、自然と、争いごとがなくなります
違いを認め合える自由な社会になると、争いがなくなるのです
西島秀俊さんと伊藤淳史さんのシチューのコマーシャルで、ものすごい教訓が!!
「やっぱ、クリームの方がうまいな」
「いやいや、ビーフの方がうまいっすよ~」
「ほら、そうやって、何でも比べたがる」
「比べるから争いが起きる」
その通りです!!
素晴らしいコマーシャルです~♬
比べる必要が無いのに、「こっちの方がいい!」
相手の考え方を否定して「いやいや、あなたは間違っている!」
『考え方』を比べ、優劣を作ろうとするから、争いが起こるのです
クリームもビーフも、それぞれの良さがあります
『考え方』も、それぞれの良さがあります
「違いを認める、良さを認め合う」と争いは起こらないのです~
そういえば…
先日亡くなられた瀬戸内寂聴さんも「違いを認めないから戦争が起こる」とおっしゃっていました
違いを認める、ということ・・・
争いが起こらないようにするためにも必要なことなのです
「自分は自分」「他人は他人」と分けて考えることができ、「自分の心」も「他人の心」も大事にできるようになる
つまり「個人の自由」は、思いやりと優しさにあふれた、平和な社会へとつながっていくのです
日本国憲法は、「個人の自由」を保障しています
ただ、時代に合わせて、変えなくてはならない部分も出てきているのかもしれません
変える時に、注意することがあります
憲法を偽物ルールにしようとしている場合があるからです
交通ルールを守ってもらいたい、と多くの人が願っているのと同様に、
偽物ルールを守ってもらいたい、と権力者が願っている場合もあります
人を支配しようとしている人は、悪意がありません
正しいことをみんなにしてもらいたい、と心から願っています
でも、憲法から【自由】をなくそうとしているのであれば、断固として止めないと!!
権力者の暴走を止める、めちゃめちゃ重要な役割を果たしているのが、今の憲法です
親の支配、先生の支配、周りの親の支配、他人の支配、国の支配から独立して、自由になれます
もし、この権力者の暴走を止める機能がなくなってしまったら…
恐怖の時代がやってきます~~~!!!!
自分のやりたいことができなくなるのですから!!
硬い表情をして、支配者に拍手をし続けなくてはなりません
自分の『考え方』と異なる『考え方』に支配され、苦しみ続けるのですから!!
みんなで、偽物ルールに騙されないようにしましょう
憲法を「自分の考え」に替えて、私たちの自由を奪おうとする支配者が、実際に存在します
悪意は全くなく、「自分は人々の幸せのために尽くしている」と本気で思っています
支配者というのは、自己理解ができていない場合がほとんどです
だから、私たちは、「言っていることとやっていることが違う人」を見抜く力が必要なのです!!
お上意識が根強く残っている方がたくさんいらっしゃいます
新しいものの考え方を「わがまま」と捉える方が、多く存在します
最近、雑談の中で「自分より収入の低い人や若い人の考えに従いたくないんだよね~」ということを年配の方に言われました
「人には上下はないと私は思ってます~!人々を幸せにする考えを持つ若い方はたくさんいらっしゃいますよ~♬」と、私は自分の考えを言いましたけどね…
もちろん、いい印象は持たれないのを承知の上です
無意味と言えば無意味ですが、「私はこういう考え方をしている」という意志表示が必要だと思ったからです
あと、「この団体にお世話になっているから応援する」という、自分の考えを持たない人がとても多いのです
自由というものの考え方を知らず、「自分の考え」を持っていないのです
こういうものの捉え方をする人は、年配の方に多い傾向があります
そういう方たちは、軍国主義の時代の教育の影響を受けているのだから、ある意味、仕方ないのです
こういう方々の意識を変えることは、ほぼ不可能です
こういう方々の投票率が高いものだから、変わらないのです
だから、若い人たち!!
今、「嘘つき」を見抜くときです
諦めさせられてしまっていた若い人たちが、今、頑張る時です!!
01 恐ろしい組織
02 支配
03 ルール
04 嘘つき
05 温かい人々を生み出す
06 騙されない
07 大切なのは…